読んだ
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 文庫
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「ライブアライブ」「朝比奈ミクルの冒険」「ヒトメボレLOVER」「猫はどこへ行った?」「朝比奈みくるの憂鬱」収録。
おもしい。
「彼はわたしを見ていたのではない」
論文を読むような口調で、
「彼が見ていたのは、わたしではなく情報統合思念体」
俺は黙って聞いている。長門は同じ声で続けた。
〔……〕
「中河はそれを恋だか愛だかと錯覚したんだな」
「そう」
「お前は……あいつのその感情を修正したんだ。アメフトの試合中だな」
うなずきを返すザンバラなおかっぱ頭。
「彼が持っていた能力を解析し、消去した」
(pp.182-183)
あと
「ライブアライブ」は例の学園祭での演奏。
やはり、何度みてもむずがゆくなる。
家族そろってテレビ見てるときにエロいシーンが流れたときみたいな(や、それは褒めすぎだな…)。
もう10年くらいに前になると思うが、エレカシが「ガストロンジャー」ってシングルを出して
そのときのロキノン対スヌーザーの論争を思い出した。
なんつうか
つくる側(と、受け取る側)の「どうだ!みたか!」みたいな勝った感というか
してやった感というか、はしゃぎっぷりというか、そういうのが透けてみえて
こっちとしては薄ら寒いかんじ(や、それは貶しすぎだな…)。