こういう混乱した状況になった責任のかなりの部分は、小沢一郎氏にあると思う。1993年に彼が自民党を離党したときは、日本が変わるという期待感があった。『日本改造計画』には、歴史的な大局観と明確なロジックがあった。自由党のころまでそれは続いていたが、民主党と合流してから訳がわからなくなった。

それは変節なのかと思ったが、片山さつき氏によれば「改造計画は私の先輩がゴーストライターで、当時の風潮に合わせただけ。小沢さんの本質は田中角栄的な利益誘導よ」とのことだ。小沢氏の目的は権力を握ることで、政策はその手段にすぎない、と考えると辻褄は合うが、それではこの20年間の離合集散は何だったのか。



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